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一戸建ての固定資産税はいくら?新築・中古の違いや計算方法、税金を抑える方法を解説
一戸建てを購入すると、住宅ローンや修繕費だけでなく、毎年「固定資産税」がかかります。購入後にはじめて納税通知書を受け取り、「思ったより高い」と感じる人も少なくありません。
固定資産税は、土地や建物の評価額、築年数、住宅の種類、軽減措置の有無などによって税額が変わります。そのため、一戸建てを購入する前には、毎年どの程度の税負担が発生するのかを把握しておくことが大切です。
この記事では、一戸建ての固定資産税の相場や新築・中古の違い、計算方法、税負担を抑えるための軽減措置についてわかりやすく解説します。
目次
一戸建ての固定資産税は毎年いくらかかる?
一戸建ての固定資産税は、年間10万円〜15万円程度が1つの目安です。ただし、実際の税額は土地の広さや建物の構造、立地、築年数などによって大きく異なります。
特に一戸建ては、マンションと比べて土地の持分が大きくなりやすいため、土地の評価額が全体の税額に与える影響も大きくなります。ここでは、新築・中古に分けて、一戸建ての固定資産税の相場や特徴を確認しましょう。
なお、別記事では、数値例を用いて固定資産税のシミュレーションを行っています。具体的な計算方法を知りたい場合には、ぜひ以下のリンクをご参照ください。
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新築一戸建ての固定資産税の相場
一方で、新築住宅の場合は一定の要件を満たすことで、後述するように、3年間または5年間にわたって建物部分の固定資産税が2分の1に減額される軽減措置が設けられています。
軽減措置によって、新築直後の数年間は税負担が抑えられますが、軽減期間が終わると建物部分の税額が本来の金額に戻ります。新築から一定期間を経過したあとに、固定資産税が突然上がったように感じるケースも多いため、あらかじめ資金計画に入れておきましょう。
中古一戸建ての固定資産税の相場
しかし、建物の固定資産税評価額は、築年数の経過に応じて下がっていく仕組みです。具体的には、同じ建物を新築した場合に必要となる再建築価格をもとに、経年による価値の減少を反映して評価額を計算します。そのため、中古一戸建ての場合、建物部分の評価額が新築時よりも低くなっているケースが一般的であり、その結果として固定資産税も抑えられやすくなります。
ただし、土地については経年劣化という概念がないため、中古一戸建てであっても大きく評価額が下がるとは限りません。地価が高いエリアや敷地面積が広い一戸建ての場合、中古であっても土地部分の固定資産税が高くなることがあります。
したがって、中古一戸建てを購入する際は、建物価格だけでなく、土地の評価額にも注意しましょう。
マンションの固定資産税との違い
一戸建ては、土地を単独で所有するケースが多く、固定資産税のうち、土地の占める割合が大きくなりやすいのが特徴です。一方、マンションは土地を区分所有者全員で共有するため、1戸あたりの土地持分は比較的小さくなります。その代わり、鉄筋コンクリート造などの建物部分の評価額が高く、建物の割合が大きくなりやすい傾向にあります。
また、マンションは建物の耐用年数が長く、建物評価額が下がるスピードも一戸建てとは異なります。そのため、購入価格だけでなく、土地と建物の評価額に関する傾向や違いについても理解しておきましょう。
一戸建ての固定資産税の計算方法
固定資産税は、基本的に次の計算式で算出されます。
- 固定資産税=固定資産税評価額(課税標準額)×1.4%(標準税率)
固定資産税評価額とは、市町村が固定資産評価基準に基づいて決定する土地や建物の評価額であり、実際の購入価格や建築価格とは異なります。
一般的には、土地の固定資産税評価額は公示価格の70%程度、建物は建築工事費の50〜70%程度が目安とされています。ただし、土地の場合は地目や所在地、接道状況、地積など、建物の場合は構造や設備、築年数などの要素が評価額に反映されます。
なお、一戸建ての場合、住宅用地には後述する特例制度があるため、土地の評価額にそのまま税率をかけるわけではありません。同様に、建物部分についても軽減措置が設けられているため、新築から一定期間は税負担が軽減されます。
購入前に概算を知りたい場合は、不動産会社に固定資産税の目安を確認しておくと安心です。
一戸建ての固定資産税を抑えられる軽減措置とは?
一戸建ての固定資産税には、税負担を抑えられるいくつかの軽減措置があります。主な軽減措置の概要は以下のとおりです。
| 名称 | 概要 |
|---|---|
| 住宅用地の特例 | 住宅の敷地について、固定資産税の課税標準額が軽減される制度。200㎡以下の小規模住宅用地部分は評価額の6分の1、200㎡を超える一般住宅用地は評価額の3分の1に軽減される。 |
| 新築住宅の減額特例(一般住宅) | 一定要件を満たす新築住宅について、建物部分の固定資産税が一定期間(一戸建ては原則3年間)にわたって2分の1に減額される制度。 |
| 新築住宅の減額特例(長期優良住宅) | 認定長期優良住宅に該当する場合、一般住宅よりも減額期間が長くなる制度。一戸建てでは原則5年間、建物部分の固定資産税が2分の1に減額される。 |
| 改修した住宅に対する特例 | 耐震改修、省エネ改修、バリアフリー改修、長期優良住宅化リフォームなど、一定の要件を満たす改修工事を行った場合に、固定資産税が一定割合軽減される制度。 |
これらの制度は、住宅の種類や床面積、工事内容、取得時期などによって適用要件が異なります。また、制度改正によって適用期限や対象要件が変わることもあるため、購入予定の住宅やリフォーム内容が軽減措置の対象になるか、事前に不動産会社や自治体へ確認しておきましょう。
新築・中古一戸建てで固定資産税はどう変わる?
新築一戸建てと中古一戸建てでは、先述した軽減措置の有無によって、固定資産税額の推移が異なります。
固定資産税額のイメージは下表のとおりです。
| 区分 | 前提条件 | 1~3年目 | 4年目以降 |
|---|---|---|---|
| 新築一戸建て | 土地評価額:2,400万円、建物評価額:1,500万円 | 約16万円(軽減措置適用あり) | 約26万円(軽減措置適用なし) |
| 中古一戸建て | 土地評価額:2,400万円、建物評価額:800万円 | 約17万円 | |
新築一戸建ては、建物部分の評価額が高くなりやすい一方で、一定期間(原則3年間)は新築住宅の軽減措置を受けられるため、購入当初の税負担は抑えられます。しかし、減額期間が終了すると建物部分の固定資産税が本来の金額に戻るため、4年目以降に固定資産税の負担が大きく増加するケースも少なくありません。
一方、中古一戸建ての場合には、新築住宅のような軽減措置は受けられないものの、築年数の経過により、購入時点ですでに建物評価額が下がっていることも多く、固定資産税も比較的安定しやすい傾向にあります。
一戸建ての固定資産税に関するQ&A
ここでは、一戸建ての固定資産税についてよくある疑問を確認しておきましょう。納付時期や支払い方法を理解しておくことで、購入後の資金準備もしやすくなります。
一戸建ての固定資産税の納付時期はいつですか?
納付方法は自治体によって異なりますが、多くの場合、一括でまとめて納付する方法のほかに、年4回に分けて支払うことも可能です。具体的な納期限は自治体ごとに異なるケースもあるため、必ず納税通知書を確認しましょう。
なお、年の途中で中古一戸建てを購入した場合、購入年の固定資産税は1月1日時点の所有者である売り主にまとめて課税されます。ただし、不動産取引においては、引渡日を基準に固定資産税を日割り計算し、購入後の期間に相当する税額については、買い主から売り主へ支払うケースが一般的です。
固定資産税のお得な支払い方法はありますか?
クレジットカード払いやスマートフォン決済アプリを利用すると、ポイント還元を受けられる場合があります。ただし、クレジットカード決済ではシステム利用料がかかることもあるため、ポイント還元額より手数料の方が高くないかを確認する必要があります。
また、納付忘れを防ぎたい場合には、口座振替を利用する方法もあります。ポイント還元の有無だけでなく、納付の手間や確実性も含めて、自分に合った支払い方法を選びましょう。
まとめ
一戸建ての固定資産税は、年間10万円〜15万円程度が目安とされますが、実際の税額は土地の広さや建物の構造、立地、築年数、軽減措置の適用可否によって大きく変わります。
例えば、新築一戸建ては建物評価額が高くなりやすい一方で、新築住宅の軽減措置によって当初の税負担が抑えられます。ただし、軽減期間が終わると税額が本来の水準に戻るため、購入後の資金計画に入れておくことが大切です。
それに対し、中古一戸建ては建物評価額が下がっている分、固定資産税が抑えられやすい傾向がありますが、土地の評価額が高い場合には全体の納税額も高くなる可能性があります。
一戸建てを購入する際は、購入時の物件価格だけでなく、毎年かかる固定資産税も考慮して資金計画を立てましょう。
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