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レジデンスとは?特徴や他の建物・物件名称との違い、購入・売却する際のポイントを解説
マンション名にしばしば見られる「○○レジデンス」という名称。何となく高級なイメージはあるものの、一般的なマンションと何が違うのか、はっきりとはわからないという方も多いでしょう。しかし、レジデンスという名前には法律上の定義はなく、名前だけで物件の良し悪しを判断することはできません。
今回は、レジデンスとはどのようなマンションなのか、また、他の名称との違いを解説します。グレードの高い物件をお探しの方やお持ちのレジデンスを高く売りたい方はぜひ参考にしてください。
レジデンスとは?
まずは、レジデンスの言葉の由来や日本での使われ方、法的な位置づけを解説します。
本来は大邸宅や高級住宅を意味する言葉
例えば、各国の大使が暮らす公邸はアンバサダーズ・レジデンスと呼ばれています。日本でもその格式の高さから、ワンランク上の上質な暮らしを連想させる言葉として、高級感をアピールしたい物件に用いられています。
日本ではワンランク上の高級マンションを指すことが多い
都市部では特にこの傾向が強く、一般的なマンションよりも高いクラスの物件にレジデンスの名称が採用されています。名前から漂う優雅な印象には、物件のブランド力を高める効果があります。
建築基準法などにおける法的な定義・明確な基準はない
建物の名称には設備や立地の基準が設けられていないため、物件名はオーナーや不動産会社が自由に決められます。つまり、レジデンスと名がついていても、必ずしも設備や立地が優れているとは限らない点に注意が必要です。
マンション名にレジデンスが使われる物件の主な特徴
統一された基準はないものの、レジデンスの名がつく物件には共通点がある傾向にあります。ここでは、サービスや共用施設、専有部分の設備など、レジデンスの特徴をご紹介します。
ホテルのようなコンシェルジュサービス
- 来客の対応
- 共用施設の予約手続き
- 宅配便の発送
- クリーニングの取り次ぎ
- タクシーの手配
さらに、フロントにコンシェルジュがいれば防犯面でも安心です。人の目があることで、不審者が建物に入りにくくなります。
ラウンジやジムなど充実した共用施設
- 居住者の親族や友人を泊められるゲストルーム
- 仲間と集まれるパーティールーム
- 体を動かせるフィットネスジム
- 小さな子どもを遊ばせられるキッズルーム
- 見晴らしのよいラウンジ
- 勉強や作業ができるスタディルーム
このように、わざわざ外出しなくても建物内である程度の用事を済ませられるのがサービスの魅力です。
資産価値が落ちにくい好立地・防犯性が高い
防犯性が高い点もレジデンスの特徴です。建物のエントランスだけでなく他の共用部も施錠される二重オートロックがある物件や、24時間体制の有人管理を導入している建物もあります。
ゆとりのある専有面積とハイグレードな設備がある
さらに、天井を高くして部屋を広く感じさせる間取りを採用している物件もあります。広い空間でのびのび暮らしたい方や設備にこだわりたい方におすすめです。
レジデンスと他の建物・物件名称との違い
集合住宅の呼び方には、レジデンスのほかにもさまざまな言葉が使われています。ここでは、レジデンスと他の建物の違いについて解説します。
マンション
そのうえで両者の関係を整理するなら、レジデンスはマンションの一種と考えるとわかりやすいでしょう。マンションのなかでも設備やサービスが充実しておりグレードの高い物件に、レジデンスという名前が付けられる傾向にあります。例えば、コンシェルジュサービスがあったり、ゲストルームやフィットネスジムなどの共用施設が整っていたりする物件です。
一般的なマンションが幅広い層に向けた住まいだとすれば、レジデンスはワンランク上の暮らしを求める方に向けた住まいといえます。
アパート
不動産広告のルール(不動産公取規約)において、アパートは木造や軽量鉄骨造などで造られた2階~3階建ての小規模な集合住宅の種別として扱われています。ただし、建物の名称として使われるケースもあり、公営住宅の「●●アパート」や、昔ながらの木造賃貸である「●●荘」などがその代表例です。
一方、レジデンスと呼ばれる物件の多くは、鉄筋コンクリート造などの頑丈な構造で建てられたマンションです。建物の規模も大きく、戸数の多い物件によく見られます。
家賃や価格の面でも、アパートは手頃な価格帯、レジデンスは高めの価格帯に位置づけられます。コストを抑えたいならアパート、住み心地のよさを求めるならレジデンスと、目的に合わせて物件を選ぶとよいでしょう。
メゾン
実際、メゾンはアパートや小規模マンションの名前に採用されるケースが目立ちます。築年数が古い物件に多い傾向もあり、大規模で高級路線のレジデンスと比べると、規模やグレードのイメージに差があります。
コーポ
手頃な家賃の物件で見かける機会が多く、庶民的な共同住宅というイメージが定着しています。そのため、規模が大きく高級路線を打ち出すレジデンスとは建物の造りも雰囲気も異なります。
ただし、例外として「コープ」という派生語もあります。こちらもcooperative houseが語源で、分譲マンションの名称に使われるケースが見られます。コーポと一字違いでも、指す物件の種類が異なることもあります。
また、似たイメージの名称としてハイツもあり、木造や軽量鉄骨造などの小規模なアパートによく使われています。コーポやハイツは昭和から平成にかけて多く名付けられたため、ややレトロな響きを感じる方も多いでしょう。
シャトー
高級路線という点でレジデンスとは共通しますが、感じるイメージには違いがあります。シャトーは城という意味のとおり、重厚感やクラシックなイメージがありますが、レジデンスは洗練された上質さや現代的な高級感を連想させる言葉です。そのため、格式を演出したい物件にはシャトー、都会的でスマートな印象を打ち出したい物件にはレジデンスが名付けられやすい、という違いがあります。
コンドミニアム
コンドミニアムは、キッチンや洗濯機、電子レンジなどが設置されており、自宅のように滞在できる点が特徴で、旅行先での長期滞在に向いています。これに対してレジデンスは、人が日常的に暮らすための高級マンションを指します。
リゾート用ならコンドミニアム、居住用ならレジデンスと呼び分けられることを覚えておきましょう。
レジデンス物件を購入・売却する際のポイント
レジデンスは物件価格が高くなりやすく、購入・売却ともに押さえておくべきポイントがあります。購入時と売却時に分けて見てみましょう。
レジデンス物件を購入するときの注意点
レジデンスを含むマンションの生活では、一般的に以下のようなコストが毎月、または毎年必要となります。
- 管理費
- 修繕積立金
- 駐車場代・駐輪場代
- 固定資産税・都市計画税
物件価格とランニングコストの両面から見て無理のない資金計画を立てることが、満足のいく購入につながります。
レジデンス物件を売却するときのポイント
例えば、エントランスや共用施設が清潔に保たれているか、エレベーターや機械式駐車場などの点検が適切に行われているかは、物件の印象を左右します。管理体制が良ければ物件の資産価値は下がりにくく、高く売却できる可能性が高まります。
不動産会社選びも大切です。好条件で売却するためには、レジデンスの良さを理解し、その価値を求める購入希望者に的確に情報を届けてくれる会社を選ぶ必要があります。高級物件の売却実績が豊富な不動産会社であれば、相場に合った査定と適切な売却プランを提案してくれるでしょう。
レジデンスに関するQ&A
最後に、レジデンスについてよく寄せられる疑問にお答えします。物件選びや売却の参考にしてください。
マンション名はどのように付けられるのですか?
ただし、マンション名と中身が必ず一致するわけではありません。名前はあくまで雰囲気をつかむ手がかりととらえ、実際の設備や立地は自分の目で確かめましょう。
レジデンスと名のつく物件は価格が高いのでしょうか?
また、好立地に建てられるケースが多い点も価格が高くなる理由として挙げられます。
まとめ
レジデンスはもともと立派な邸宅を意味する英語で、日本では高級感のあるマンションの名称として使われます。法律上の定義はないものの、コンシェルジュサービスや充実した共用施設、好立地、ハイグレードな設備を備えた物件が多く見られます。
レジデンスを含むマンションを購入する際は、維持費を含めた資金計画を立てること、また売却の際はマンションの魅力を余すことなく購入希望者へ伝えることが、後悔を防ぐポイントです。満足のいく売買のためにも、まずは信頼できる不動産会社に相談してみましょう。
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