住まいリレーコラム

2026.01.13

不動産売却はどこがいいか迷ったら?売却成功につながる選び方のポイント

コラムカテゴリ:
住み替えのノウハウ
  • # 売却

不動産売却を検討する際、最も重要なのが「どの不動産会社に依頼するか」です。会社選びを間違えると、数百万円単位で損をしてしまう恐れもあります。しかし、数ある会社の中から、信頼できる一社を見極めるのは簡単ではありません。

この記事では、後悔しないための不動産会社の選び方や、注意すべきポイントを解説します。売却をスムーズに進めるための参考にしてください。

  1. 不動産売却に強い不動産会社はどうやって探す?
  2. 不動産会社を選ぶ際のポイント
  3. 不動産売却における媒介契約の種類にも注目
  4. 不動産売却を依頼する際の流れ
  5. 不動産会社を選ぶ際に注意したいこと
  6. まとめ

不動産売却に強い不動産会社はどうやって探す?

不動産売却は、依頼する不動産会社によって結果が左右されるため会社選びが重要です。複数の探し方を組み合わせながら、不動産売却に強い会社の情報を集めましょう。お客様の声や体験談を参考にするのもおすすめです。

地元の不動産会社に直接足を運んでみるのもよいでしょう。長年地域に根差して営業している不動産会社は、独自のネットワークやインターネットに載っていない地域の情報を持っている可能性があります。直接話を聞くことで、会社の雰囲気や担当者の人柄も感じ取れます。

不動産会社を選ぶ際のポイント

不動産売却では、不動産会社に仲介を依頼するのが一般的です。しかし、実際に売却活動を行うのは不動産会社である以上、依頼する会社選びで失敗してしまうと損をしてしまう恐れがあります。依頼する不動産会社によっては、最終的な成約金額に数百万円の差が生まれることもあります。

ここでは、不動産会社を選ぶ際のポイントをご紹介します。

不動産売却の実績が豊富にある

まずは、不動産売却の実績が豊富にあるかを確認しましょう。不動産会社の中には、売買ではなく賃貸仲介を主力事業としているところもあるため、実績を把握することは欠かせません。

不動産売却の実績が豊富にある会社には売却に関するノウハウが蓄積されており、スムーズに売却を進めてくれる可能性が高いと見込めます。また、実績が豊富であるということは、それだけ多くの顧客から高い評価を得ているともいえます。実際に利用した人から高い評価を得ている会社であれば、安心して依頼できるでしょう。

なお、不動産会社によっては、戸建てに強い、マンションに強いなど、専門分野が異なるケースがあります。また、得意としているエリアも会社ごとに異なるため、事前に確認するとよいでしょう。

担当者の販売力・提案力が優れている

不動産売却の成功は、担当者の販売力と提案力にかかっています。優秀な担当者であれば、物件の魅力を最大限にアピールしてスムーズに買い主を見つけるだけでなく、双方の希望を調整して納得のいく契約へ導いてくれます。

また、「ハウスクリーニングで印象アップを狙う」「市況を見極めて価格設定を工夫する」など、売り主の実益につながる具体的なアドバイスができるかも重要なポイントです。

売却活動は1年以上の長期戦になることもあります。レスポンスの早さや説明の分かりやすさをチェックし、信頼して任せられるパートナーを選びましょう。

査定を丁寧に行っている

不動産の査定価格は、売出価格を決めるにあたってのベースとなる重要な数字です。査定が丁寧で、売り主に対して根拠を交えながら丁寧に説明してくれる会社を選びましょう。

不動産価格の査定は、これまでの取引事例や現在の競合物件の売出価格など、さまざまな要素を総合的に勘案して評価します。査定が丁寧な不動産会社ほど、査定結果と実際の成約金額の差が小さいと考えられます。

不動産会社の中には、自社に媒介を依頼してもらうために、実際の時価とはかけ離れた高額な査定結果を出すところもあります。査定結果が高い不動産会社に依頼すると一見得をしそうですが、査定結果=成約価格ではないため注意が必要です。

査定をずさんに行っている不動産会社に依頼してしまうと、売却まで時間がかかってしまうだけでなく、最終的に当初よりも価格を下げて売却せざるを得ないケースになりかねません。

売却をサポートするためのサービスが充実している

不動産会社によっては、売却をサポートするための独自サービスを用意しています。サービスが充実している会社に依頼すれば、状況に応じてきめ細かくサポートしてくれるでしょう。

不動産を売却するためには、購入希望者に対して物件を魅力的に見せる必要があります。建物に傷んでいる箇所があったり、修繕が必要な箇所があったりすると、購入希望者が見つからない場合もあります。

三菱地所の住まいリレーでは、以下のようなさまざまなサービスをご用意しています。

内容詳細
ハウスクリーニング専門技術で水回りをきれいにする
オゾン除菌・脱臭サービス部屋に漂うニオイを除去する
リペア壁紙のはがれや床のキズを目立たなくする
プロカメラマン撮影サービスプロカメラマンが物件の外観や内観を撮影する
VRホームステージング360°パノラマで撮影した画像にCG加工を施して部屋の移住空間をイメージしやすくする

各サービスのご利用には諸条件がございます。詳細は下記からご確認ください。
三菱地所ハウスネットのあんしんサービスメニュー

不動産売買に関する専門的な知識と豊富な経験を持つ担当者がアドバイスしますので、売却に関するお悩みをお持ちの際はお気軽にご相談ください。

売却したい物件種別やエリアに合っている

不動産会社には、全国展開している大手企業と特定の地域に特化した中小企業があり、それぞれ得意な分野が異なります。それぞれにメリットとデメリットがあるため、売却を検討している不動産の立地や求めるサービスの内容に応じて会社を選びましょう。

大手不動産会社中小不動産会社
メリット
  • ネームバリューがあり安心感・信頼感がある
  • 豊富な取引実績やノウハウ、顧客情報を有している
  • 多様な販売手法を用いてくれる
  • サービスが充実している
  • 地域の不動産市況に精通している
  • 柔軟に対応してくれることが多い
  • 地元でのコネクションを持っている場合がある
デメリット
  • 担当者との相性は実際に話してみないとわからない
  • 実績が乏しいエリアの売却に弱い可能性がある
  • 不動産会社によって対応の品質に差が大きい場合がある
  • 抱えている顧客数が大手に劣る
  • 知名度が大手に劣る
向いている人
  • スムーズに売却を進めたい人
  • きめ細かいサービスを求める人
  • 地方部の不動産を売却する予定の人
  • 地域の事情に精通している会社に任せたい人

例えば、タワーマンションの売却を考えているのに戸建ての売却をメインとしている不動産会社に依頼しても、物件に適した販売戦略は期待できません。また、郊外の一戸建てを売却したいのに都心部の物件にしか詳しくない不動産会社を選んでしまっては、その地域の魅力を購入希望者に十分に伝えられないでしょう。

不動産会社を選ぶ際は、ホームページで過去の取引実績を確認したり、査定依頼時に「このエリアの物件を何件くらい扱ったことがありますか?」などと直接質問したりするのがおすすめです。その地域の人口動向や将来の開発計画まで把握しているような、地域情報に精通した不動産会社であれば、好条件で売却できる可能性が高まります。

不動産売却における媒介契約の種類にも注目

不動産売却を不動産会社に依頼する際には、媒介契約を締結します。媒介契約には以下の3種類があり、それぞれ特徴が異なります。

一般媒介契約専任媒介契約専属専任媒介契約
複数社への依頼××
自己発見取引×
不動産仲介会社から売主様への報告義務報告義務なし2週間に1回以上1週間に1回以上
レインズ(指定流通機構)への登録義務なしあり(媒介契約の締結から7日以内※休業日を除く)あり(媒介契約の締結から5日以内※休業日を除く)
契約期間規定なし上限3ヵ月上限3ヵ月

それぞれの契約方法でメリットやデメリットが異なるため、どの契約がよいのかは一概にいえません。いつまでに売却したいのか、本当に信頼できる不動産会社かなど、さまざまなポイントを勘案して決める必要があります。

どの契約を選ぶか迷った場合は、専任媒介契約を検討するのをおすすめします。専任媒介契約は、1社の不動産会社に売却を任せる契約形態です。不動産会社には、自社で必ず売却を成功させようという販売活動へのモチベーションが高まります。

売り主側にとっては、やり取りの窓口が一本化される点がメリットです。複数の会社と契約する一般媒介と違い、報告や相談が1社で完結するため、情報が整理され、売却活動がスムーズに進むでしょう。

なお、専任媒介契約では自分で買い主を見つける自己発見取引が認められており、購入希望者を選ぶ幅も狭まりません。

専任媒介契約に関する詳細は、以下の記事で詳しく解説しています。
専任媒介とは?専属専任媒介や一般媒介との違いと向いているケースを解説

不動産売却を依頼する際の流れ

不動産を売却する際の流れは以下のとおりです。

  • 不動産会社の選定
  • 査定の依頼と売却相談
  • 媒介契約の締結
  • 売却活動の開始
  • 売買契約の締結
  • 決済・引き渡し
  • 売却完了後の手続き

まずは不動産会社を調べ、売却実績や担当者が信頼できるかなどを確認します。

売却活動を依頼したい不動産会社が見つかったら、売却を希望している旨を伝えます。価格査定を通じて売出価格の目安を把握し、納得できたら不動産会社との間で媒介契約を締結しましょう。

媒介契約締結後は、不動産会社が売却活動を行います。買い主が見つかり、条件交渉や内覧などを経て双方が納得したら、売買契約を締結します。

売買契約締結後は、契約の内容どおりに不動産を引き渡せるように準備します。不動産会社の担当者と相談しながら、計画的に引き渡しの準備を進めましょう。

なお、不動産を売却する際には、登記識別情報通知や固定資産税評価証明書、建物図面などが必要です。書類の準備に時間がかかってしまうこともあるため、早い段階で書類の準備に着手すると安心です。

不動産売買の流れの詳細は、以下の記事でも詳しく解説しています。
不動産売買の流れとは?必要書類や費用、仲介業者の選び方など基礎知識を解説

不動産会社を選ぶ際に注意したいこと

売却を依頼する不動産会社を選ぶ際は、査定価格の高さだけで安易に決めてはいけません。ここでご紹介する注意点を押さえて、信頼できる不動産会社をしっかり見極めましょう。

査定価格はあくまで売却価格の目安

査定価格はあくまで、このくらいの価格で売れるだろうという目安に過ぎません。購入希望者との交渉次第では、実際の成約価格が査定価格より下がる場合があります。そのため、提示された査定価格の高さだけで不動産会社を選ぶことは避けましょう。

なかには、売り主と媒介契約を結びたいがために、意図的に相場より高い査定価格を提示する不動産会社も存在します。高い査定価格に釣られて媒介契約を締結した結果、売り出し価格が高すぎて購入希望者が現れず、結局大幅な値下げを余儀なくされるケースも少なくありません。

大切なのは、査定価格の根拠を明確に提示してくれる会社を選ぶことです。類似物件の取引事例や、物件のプラス要素・マイナス要素などを具体的に示し、なぜその査定額になったのかを丁寧に説明してくれる会社を選びましょう。

地域に詳しい会社を優先する

売却を依頼する不動産会社を選ぶ際は、売却物件の種別(マンション・戸建て・土地)やエリアに詳しい会社を優先するのがおすすめです。不動産会社は、マンション売却に強い、戸建てに強いなど、それぞれに得意分野があります。物件に適した強みを持つ不動産会社に依頼すれば、売却の成功率が高まるでしょう。

特に重要な判断基準として、物件がある地域情報に精通しているかが挙げられます。地域密着型の不動産会社は、その土地ならではの魅力や注意点を把握しており、購入希望者に対して説得力のあるアピールができます。「このマンションは日当たりがよいだけでなく、活気がある商店街が近くにあって買い物に便利ですよ」などの具体的な生活イメージを伝えてくれます。

どのような売却活動を行っているか確認する

どのような売却活動を行ってくれるのかをあらかじめ確認することも、不動産会社を選ぶ際のコツです。広告方法が多彩で、物件の特性に合わせた販売戦略を提案してくれる不動産会社は信頼できます。

不動産ポータルサイトや自社ホームページへの掲載はもちろん、既存顧客への直接アプローチ、オープンハウスの開催など、積極的に売却活動をしてくれるかを確認しましょう。また、写真の見栄えや物件紹介コメントの質は、購入希望者の第一印象を大きく左右する要素です。過去の広告事例を見せてもらい、購入希望者の心に響くような魅力的な広告を作成できる会社かを確認すると安心でしょう。

販売活動について質問しても具体的な返答がない、昔ながらのチラシ配布しか提案してくれない、などの不動産会社に売却を依頼しても、満足のいく売却活動は期待できません。大切な資産である家を託せるかを、売却活動の具体性で判断しましょう。

契約の強要に注意する

まだ十分に比較検討したい段階であるにも関わらず、今すぐ専任媒介契約を結んでほしいと執拗に迫ってくる不動産会社には注意が必要です。

信頼できる不動産会社であれば、売り主の状況や希望を丁寧にヒアリングしたうえで、各媒介契約のメリットとデメリットを説明してくれます。そのうえで、今回は1社に任せて販売活動をしたいという売り主の希望があれば専任媒介契約を提案するなど、柔軟に対応してくれるでしょう。

売り主と不動産会社は、売却という同じ目標に向かうパートナーであり、一方的に自社の利益を優先するような会社とは健全な関係は築けません。焦って契約せず、複数の不動産会社の話を聞き、最も納得できる説明をしてくれた会社を選びましょう。

まとめ

不動産会社ごとに得意としている領域は異なります。賃貸と売買のどちらが強いのか、不動産種別の中でも戸建てに強いのかマンションに強いのかなど、不動産会社の特徴を調べたうえで依頼する会社を選定しましょう。

仲介を依頼する不動産会社を選ぶ際には、売却の実績が豊富にあり、担当者の販売力・提案力が優れている会社を選ぶとよいでしょう。さらに、査定価格の高さだけで判断せず、物件があるエリアや物件種別に詳しいか、担当者は信頼できるかなどのポイントにも注目してください。

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掲載記事の内容は制作時点の情報に基づきます。

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