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駅近くの本郷三丁目交差点にある「かねやす」は享保年間に創業した小間物屋です。享保15年の大火の際、湯島や本郷一帯が燃えたため、再興に力を注いだ町奉行の大岡越前守は、このあたりを境に南側を耐火のために土蔵造りや塗屋にすることを命じました。 一方で北側は従来どおりの板や茅ぶきの造りの町家が並んだため、「本郷もかねやすまでは江戸の内」と川柳でも読まれました。駅の北側にあるのが、言わずと知れた日本最高峰の大学「東京大学」です。キャンパス内には旧加賀藩主前田家上屋敷の御守殿門だった有名な赤門や、安田講堂などの歴史的建造物が多く、緑豊かな三四郎池もあるため、散策スポットとしておすすめです。「東京大学」の赤門の近くには樋口一葉資料館があり、かつて文豪たちから愛されていた街であることがうかがえます。「湯島天満宮」や「櫻木神社」といった、学問の神様として知られる菅原道真が祀られた神社も駅周辺に点在しています。南側にある「本郷給水所」には、「東京都水道歴史館」も併設されており、東京の水道の歴史を江戸時代と明治時代以降に分けて、模型や歴史資料、映像を用いて紹介しています。
