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「大塚」駅は池袋と巣鴨の間にあるJR山手線の駅で、都電荒川線との乗換駅ともなっています。都電荒川線は三ノ輪橋から早稲田までの間を運行している路面電車で、かつては都内に張り巡らされていた東京都電の最後の路線として親しまれています。2007年頃からは駅舎改良工事が行われ、かつては北口・南口とそれぞれにあった駅舎を解体して双方の出口がつなげられました。また、2013年には駅ビルの「JR大塚南口ビル」が建設され、商業施設の「アトレヴィ大塚」も開業しました。大塚の街は、江戸時代には日本全国の大名や旗本の屋敷が多くあった場所で、明治維新を迎え、大正・昭和と時代が下ると、この付近は東京都内でも屈指の繁華街として栄えることになりました。現在でもその名残は随所に見られ、閑静な街並みのあちらこちらに趣のある料亭やレストランが点在しているのを見つけることができます。駅の南口には、「サンモール大塚」、「盛和会」、「商興会」の3つの商店街を中心とした複数の商店街が広がっています。南大塚では1971年に夏の祭典「大塚阿波踊り」がスタートしました。毎年千人以上の踊り手が参加し、現在では夏の風物詩として街は熱気に包まれます。