分譲中物件|不動産用語集

分譲中物件(ぶんじょうちゅうぶっけん)

売りに出されている不動産。買い入れの申し込みができる。完成している建物のほか、建築中であるが完成後に引き渡す建物も分譲中物件とされる。

分譲中物件の広告には、(1)広告主、(2)物件の所在地・規模・形質等、(3)物件の価格等の取引条件、(4)物件の交通利便・環境等、(5)建物の建築年月日・マンションの管理形態等が表示されている。

なお、不動産広告のなかには、分譲中物件の広告だけでなく、直ちには取引できない物件について売り出しを予告する広告(予告広告)もある。この場合には、その旨が明示されている。

用語解説

不動産

不動産とは「土地及びその定着物」のことである(民法第86条第1項)。
定着物とは、土地の上に定着した物であり、具体的には、建物、樹木、移動困難な庭石などである。また土砂は土地そのものである。

マンション

日本におけるマンションは、一般的には、鉄骨コンクリート造または鉄骨鉄筋コンクリート造で、3階建て以上の分譲共同住宅・賃貸共同住宅を指している。ただし、賃貸共同住宅の場合にはPC造・重量鉄骨造であっても、マンションと呼ばれることがある。

本来、マンションは英語では「大邸宅」を指す。日本におけるマンションは、欧米では「アパートメント」と呼ばれている。

予告広告

不動産の販売に当たって、価格等が未定のままでする広告をいう。

実際の販売広告であると誤解を与える恐れがあることから、

1.広告の対象は、分譲宅地、建売住宅、分譲マンション、新築賃貸マンション(アパート)に限ること

2.広告において、予告広告であること、価格が未定または予定であること、販売の予定時期、販売開始まで契約や申込みができないこと

などを明記することとされている(不動産の表示に関する公正競争規約)。

なお、工事の完成前の広告は、開発許可、建築確認等の後でなければしてはならないとされており、予告広告もこの要件を満たさなければならない。

キーワードから探す

頭文字から探す