妻側住戸|不動産用語集

妻側住戸(つまがわじゅうこ)

住戸が並んだ集合住宅において、両端に位置する住戸。二方向の外壁に接するため、それぞれの面にを設けることができる。

「妻」とは、元々は、切妻寄棟建物において、主棟に直角の面をいうが、「妻側住戸」のように、屋根形式に関係なく、長方形の建物の短辺側を指す場合もある。

用語解説

集合住宅

複数の住宅が集まって一つの建物を構成する居住形式をいう。壁、床など建物構造の一部を共有することになる。「共同住宅」と同義。

採光や換気のために建物の外壁などに設ける開口部。

一般に、ガラス板、ガラス板を固定する框(かまち)、窓枠、鍵・開閉器具等によって構成されている。開口面に、ガラス板ではなく、障子紙などを用いる窓もある。

窓の種類は、開閉の方法や設置のかたちによって分類される。開閉の方法には、屋外に向かって開く「開き窓」、横方向にスライドする「引き違い窓」、縦方向にスライドする「上げ下げ窓」、上端または下端を倒す「倒し窓」などがあるほか、固定し開閉しない「はめ殺し窓(FIX窓)」もある。設置のかたちとしては、屋根面から突き出し垂直に設置する「屋根窓 (ドーマーウインドー)」、壁から外に突き出た「出窓」、床に接し大きく開く「掃き出し窓」などがある。

なお、建築基準は、居室には、採光および換気のため、一定面積以上の窓等の開口部を設置しなければならないとしている。

切妻屋根

屋根の形式の一つで、棟からその両側に流れ落ちる形のもの。屋根は二面、建物の妻側上部が三角形となる。

寄棟屋根

屋根形式の一つで、四方に勾配がある形のもの。大棟に四方から隅棟が集まり、屋根が四面に分かれている。

建物

民法では、土地の上に定着した物(定着物)であって、建物として使用が可能な物のことを「建物」という。

具体的には、建築中の建物は原則的に民法上の「建物」とは呼べないが、建物の使用目的から見て使用に適する構造部分を具備する程度になれば、建築途中であっても民法上の「建物」となり、不動産登記が可能になる。

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