巡回管理|不動産用語集
巡回管理(じゅんかいかんり)
マンション管理の方法の一つで、曜日や時間を決めて、定期的に管理人が巡回して管理する形態。管理員は、一般に、複数のマンションを巡回する。
巡回管理における訪問の頻度や滞在する時間はさまざまであるから、管理を委託する場合には、不定期ではないことや、訪問の頻度を確認しておく必要がある。
なお、マンション管理の方法には、巡回管理のほか、管理人が住み込む方法(住み込み、常駐)、毎日一定時間のあいだ専属の管理員が滞在する方法(日勤、通勤)、管理員を置かず必要なときに管理会社に連絡する方法(無人)などがある。
用語解説
管理会社
不動産所有者の委託により、その所有する不動産の管理業務を行なう企業をいう。
管理業務の内容は、大きく分けて、設備の保守・点検、防火・警備など(作業の実施)、賃料や共益費の徴収、諸料金の支払いなど(経理事務)、テナントの募集、賃料の改定、修繕計画の立案など(経営的業務)がある。このように幅広い業務があり、そのための技術も多様であることから、その一部を受託することが多い。
なお、管理会社は、管理の対象となる不動産の性格に応じて、マンション管理業、ビル管理業、賃貸住宅管理業に大別できる。このうちマンション管理業については、法律に基づき登録する義務がある。また、賃貸住宅管理業については、国土交通省の告示による登録制度がある。