干割れ|不動産用語集

干割れ(ひわれ)

乾燥によってヒビや割れ目が生じること、または、その割れ目。「乾燥割れ」とも言う。

木材、土壁漆喰など水分を含む素材に生じる。干割れを防ぐには、木材は十分に乾燥させて使用すること、土壁や漆喰は不均等な収縮が生じないように施工することが有効とされている。ただし、水分を含む素材が乾いて収縮するのは自然現象であるから、干割れを完全に防げるとは限らない。

用語解説

土壁

土を主な材料とした壁。古くから使われている壁で、一般的な工法は、割り竹や細木を組んで下地(小舞)を造り、それに土に藁や砂を練り混ぜた材料を塗り込み、さらに仕上げ材を上塗りする。用いる材料や質感に応じて、京壁、大津壁、珪藻土壁などの種類がある。

耐火性に優れ、調湿作用があるとされる一方、施工に熟練が必要で、工事に要する期間が長い。

漆喰

消石灰に糊剤を混ぜたもの。
日本古来の左官材料として使用される。

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