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「表参道」駅は、東京メトロ銀座線・千代田線・半蔵門線の3駅が乗り入れる駅です。駅名はその名の通り、駅の地上部分に表参道が通っていることに由来しています。表参道は「明治神宮」の参道として整備された道で、通りのシンボルともなっているケヤキ並木も道路の整備と合わせて植樹されたものです。冬にはケヤキ並木にイルミネーションが飾り付けられ、その幻想的な景色は、東京の冬の風物詩となっています。道路が整備された当初は周辺にはのどかな風景が広がっていましたが、昭和中期頃になると、次第にブランドショップなども増え始め、現在では多くの若者が集まる流行の発信地として知られるようになりました。関東大震災からの復興のために建設された「同潤会青山アパート」は、2006年に再開発が行われ、100店舗以上のショップが集まる複合施設「表参道ヒルズ」に生まれ変わりました。ほかにも、このあたりは東京でも指折りの高級ブランドショップが集まるエリアとなっているほか、おしゃれなカフェ、雑貨など多彩なショップが立ち並んでいます。また、「明治神宮」と逆方向に向かった場所には「根津美術館」があります。実業家で茶人の根津嘉一郎の収集品を展示するためにつくられた美術館で、1941年に開館した歴史ある美術館です。
