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高輪ゲートウェイ駅は、JR山手線で49年ぶりの新駅開業となる駅として2020(令和2)年に誕生、同線30番目となる駅です。品川駅北側エリアでの都市開発計画「グローバルゲートウェイ品川」の中核施設として設置されました。建築家・隈研吾氏が駅舎の設計を手掛けており、国際交流拠点の玄関口であることを意識し、折り紙をモチーフにした大屋根、障子のように外光をやわらかに拡散する天井など“和”を感じられるデザインとなっています。駅の西側には「東海大学 高輪キャンパス」や「明治学院大学」、さらにはそれらの附属中学校や高等学校があります。1600年代に江戸城の拡張工事により八丁堀から多くのお寺が移転してきたことから、辺りは寺町を形成していました。現在も『忠臣蔵』で有名な赤穂浪士のお墓がある「泉岳寺」をはじめ、たくさんのお寺が残っています。また、高輪という地名は高台に通っていた真っ直ぐな路を意味する"高縄手道"の略語。その名の通り高台にあり、ゆったりとした住宅地が広がっています。駅から桂坂を600m程上った場所にある「高輪消防署日本榎出張所」は1933(昭和8)年に高輪消防署の本署として建てられたもの。曲線は曲面をモチーフにしたドイツ表現主義の建築様式で、当時の状態がそのまま今に残されています。