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「都庁前」駅は、都営大江戸線の始発駅です。都営大江戸線は「6の字」を描くように走る鉄道で、「都庁前」駅からは光が丘方面、飯田橋方面、六本木方面の3方向に向かうことができるので大変便利です。「都庁前」駅は、駅名の通り「東京都庁」に最も近い場所にあります。平日の開庁時間には都庁への直通出入口も利用することができます。また、地下通路で周辺のビルやJR「新宿」駅、東京メトロ「西新宿」駅などと繋がっているため、エリア内の移動も便利です。かつて、この辺りは水と緑の景色が織りなす観光地でした。江戸期の浮世絵師・歌川（安藤）広重は、「名所江戸百景」で、現在の西新宿四丁目付近の「角筈熊野十二社」を描いており、いまもその名を「十二社通り」などに残しています。現在は多くの高層ビルが立ち並ぶ副都心となっていますが、かつてこのあたりには「淀橋浄水場」の広大な敷地が広がり、東京の水道事業を支えていました。新宿副都心計画の皮切りとなった「京王プラザホテル」をはじめとして「ハイアットリージェンシー東京」、「ヒルトン東京」といった高級ホテルも建ち並び、ビジネスマンだけでなく多くの観光客の姿も見かけます。また、区立の公園として最大の面積を誇る「新宿中央公園」は高層ビル群に寄り添う緑豊かな大都会のオアシスとして親しまれています。
