「目黒」駅は、山手線、東急電鉄目黒線、東京メトロ南北線、都営地下鉄三田線の4路線が乗り入れるターミナル駅です。目黒という地名は、駅から1キロメートルほど南西にある「目黒不動尊（瀧泉寺）」に由来しています。江戸には一般庶民が気軽に訪れることができる行楽地として賑わい、門前町は大いに栄えたそうです。また、駅のすぐ近くには「大円寺」があります。寛永年間に開かれたとされる天台宗の寺で、本尊の木造釈迦如来立像は国の重要文化財にも指定されています。駅には商業施設「アトレ目黒」が直結しており、「アトレ1」と「アトレ2」の2館で、約70店舗が入居しています。目黒通りを西の「大鳥神社」に向けていくなだらかな坂が「権之助坂」。沿道は「権之助坂商店街」となっており、約250ほどの店が建ち並んでいます。駅の北側にも130ほどの店がひしめきあう「目黒駅前商店街」があります。さらに、この辺りで有名なのが、落語の噺「目黒のさんま」にちなんで秋に開催される「さんま祭り」。芸人、落語家が、落語、漫才を披露するなど毎年大盛況をみせます。「目黒」駅周辺は桜並木が美しい目黒川など、豊かな自然にも恵まれています。駅の北東には「国立科学博物館附属自然教育園」が広がっているなど、大都市東京の中心部にありながら今なお豊かな自然を残しています。
