「東京」駅は、東海道・東北・上越・北陸・北海道・山形・秋田の各新幹線、JR各線、東京メトロ丸の内線が乗り入れるビッグターミナルで、言わずと知れた東京の玄関口です。開業は1914年で、赤レンガ作りの丸の内側の駅舎は辰野金吾らによって設計されました。開業当初の建物は東京大空襲により焼失、修復した建物を利用していましたが、2012年年に創建当初の3階建ての形に復原されました。周辺には多くのオフィスビルが立ち並び、平日には多くのビジネスマンが行きかっています。今後も駅の北側の常盤橋エリアで日本一高い、高さ約390メートルのビルの建設が予定されるなど、今後も東京の中心として、さらなる発展を遂げていくことが期待されています。また、「東京」駅は、ビジネスの街としての姿以外にも、ショッピング施設や文化施設も集まる余暇を楽しめる駅としても賑わっています。周辺には「丸の内ビルディング」や「新丸の内ビルディング」、「KITTE」、「大丸」など、多くの商業施設が集まっているほか、駅改札内にも「グランスタ」や「エキュート東京」、「京葉ストリート」といったエキナカ施設が充実しているため、休日には平日とは違い、多くの買い物客や観光客が訪れます。さらに、丸の内最初の洋風貸事務所建築として明治時代に建てられた旧三菱一号館を再建し、19世紀の近代美術を中心に展示した美術館「三菱一号館美術館」や、「東京ステーションギャラリー」、「相田みつを美術館」といった文化施設も点在しています。
