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1889(明治22)年に当時の九州鉄道の駅として開業した博多駅。JRの在来線や新幹線、福岡市地下鉄が乗り入れる九州最大の駅です。博多駅は2回の移転と駅舎の大規模な新築および改築が5回行われており、現在の場所へ移転したのは1963(昭和38)年、建物は2011(平成23)年に新たな駅ビル「JR博多シティ」が完成して現在の様相となっています。駅の南西に歩いて10分程の場所には「住吉神社」があります。全国に2,000以上もある「住吉神社」の中でも最初に建てられたという歴史ある神社です。一方、駅の北西にもエリアの総鎮守として信仰を集める「櫛田神社」があります。757(天平宝字元)年に創建されたとされる神社で、「お櫛田さん」の愛称で親しまれています。毎年夏には、奉納神事でありユネスコ無形文化遺産にも指定された「博多祇園山笠」が盛大に行われます。駅周辺は一大ショッピングタウンとなっています。「JR博多シティ」は「阪急百貨店」をキーテナントとし、「東急ハンズ」やシネマコンプレックスが入るファッションビル「アミュプラザ博多」、博多の名品なども揃う「博多デイトス」などが入居しています。また、駅には土産物からファッション・グルメなど幅広く扱う「マイング博多駅名店街」や、「博多駅地下街」も広がっています。駅から西へ800mほどの場所、那珂川の手前には複合商業施設「キャナルシティ博多」があり、その北側には日本三大繁華街と称される「中洲屋台街」も広がっています。