「三宮・花時計前」駅は海岸線近くを走り、「新長田」駅とを結んでいる神戸市営地下鉄海岸線の始発駅となっています。駅の南には、駅名の由来ともなった花時計があります。庁舎移転の際、スイス・ジュネーヴにあるイギリス公園の花時計をモデルに日本で作られたものです。駅のすぐ北側には「神戸国際会館」があります。商業施設やオフィスを併せ持つ大型複合施設で、阪神・淡路大震災で全壊しましたが1999年に再建されました。中には、コンサートホールの「こくさいホール」、シネマコンプレックス「神戸国際松竹」、ショッピングセンター「SOL」などが入居しています。「三宮・花時計前」駅からは、三宮地下街、通称「さんちか」が「三ノ宮」駅・「神戸三宮」駅へとつながっています。「さんちか」は大部分がフラワーロードの地下部に位置していて、三宮周辺にある各施設を縦横無尽に結んでいます。「神戸市役所」には展望ロビーがあり、六甲山系や六甲アイランドなどの美しい風景を眺めることができます。ひとつ下の階にはレストランもあるので、夜景を眺めながらディナーを楽しむのもよいかもしれません。