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「上北沢」駅は1913年に開業した、京王電鉄京王線の各駅停車が止まる駅です。駅名の由来である上北沢の地名は、このあたりが武蔵野台地の中で、特に沢が多かった地域の北側の上流に位置していたことから「上北沢」と名づけられたと言われています。もともと関東大震災後、安定した地盤の武蔵野台地上への移住が活発になり、「上北沢」駅の南側でも1924年に宅地の分譲がはじまったところから住宅地として発展するようになりました。落ち着いた街並みのこの分譲地は人気を博し、瞬く間に多くの上流階級の人々が暮らす邸宅街として知られるようになりました。現在の世田谷区内では、1913年の「新町住宅地」に次ぐ住宅地開発で、世田谷の高級住宅地の先駆け的存在でもあります。駅の南側にある桜並木も当時植えられたもので、桜の木が通りに沿って斜めに生え、まるで肋骨のように見えるというところから「肋骨通り」とも呼ばれています。また、その美しい並木の風景は「せたがや百景」にも選ばれ、桜の時期になると「桜祭り」も開催されます。
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