お住み替えコラム

2022.03.23

夏はゴーヤやへちまの緑のカーテンで涼しく暮らそう

  • # グリーン・エコ

遮光や省エネに効果的だという緑のカーテン(グリーン・カーテン)を用いて、マンションのバルコニーでゴーヤーやへちまなどのツル性植物を育てる基本をご紹介します。

苗から始めるゴーヤとへちまの生育スケジュール

丈夫なツル性植物を育ててつくる「緑のカーテン」

ゴーヤーやへちま、きゅうり、朝顔、夕顔などのツル性植物は、生育も早く、丈夫です。「緑のカーテン」は、夏の日差しを植物で遮り節電にもつながるため、いま人気の植物です。今回は、苗から育てる基本をご紹介します。


緑のカーテンの生育スケジュール(ゴーヤー/へちま)

4月中旬~5月下旬:苗の植え付け。
6月中旬~下旬:1ヶ月くらいで黄色い花が咲きます。
7月中旬:開花後2~3週間で結実した緑のゴーヤーが収穫できます。
9月初旬~中旬:収穫しなかった実は赤く変色し、種がとれます。
9月下旬:ほとんどの葉が枯れてきたら、植物とネットを片付けます。

また、苗を買ってきたらすぐにプランターに植えてください。苗のまま放置しておくと風にも弱く、すぐに弱ってしまいます。
※写真:ゴーヤーの苗とへちまの苗

苗から始める緑のカーテンでの育て方

深いプランターで、間隔を十分にとって植える

プランターの深さが、生育に影響を与えます。30センチくらいの深さのプランターに、ゆったりした間隔で苗を植えてください。実際の畑では60センチ間隔で苗を植えるほどです。撮影写真はプランターに6株ほど植えていますが、この程度のプランターなら2~3株で十分ですね。思っているよりも成長しますので欲張って植えないように。たとえば、90センチ幅の窓でも、2株くらいで十分な緑のカーテンができます。

夏に向かってどんどん成長、水やりはたっぷりと

これからの季節は、成長期です。葉がどんどん伸びていきますので、成長にあわせて、足りないくらいの勢いでどんどん水を吸い上げていきます。土が乾いたらすぐあげるようにします。他のプランター植物より、よく水を吸い上げます。


日差しに強いから安心

「緑のカーテン」に用いるくらいですから、日差しに強いです。日陰でも育ちますが、日当たりのいい場所ほど生育がよいです。

つるの固定はゆるめで

つるは自然と縦横自由に伸びていくので方向性だけ注意して、ネットにつるをひっかける程度の補助で大丈夫です。形を整えたい場合は、麻ヒモでゆるめにネットに結びつけます。ただし、固定する場合は、親茎にだけは注意してください。成長と共に、根元近くの親茎はどんどん太くなっていくので、最初にあまりきつく縛って固定すると、茎にヒモが食い込んで傷つけます。親茎は、特に軽く留める程度にしてください。

よく育つためには肥料を定期的に与える

野菜用の肥料なら何でもいいですが、定期的に肥料を与えてください。肥料の指示によりますが、液体肥料は流れ出やすいので1〜2週間に1回、固形肥料ならゆっくりと溶け出すので1ヶ月に1回程度の頻度となります。


病気予防のために密集させすぎない

葉が密に茂ると、カビ病などの病気になりやすくなります。密集してきたら間引くようにします。遮光目的のためには葉が重なる方がいいのですが、つるや葉が重なりすぎない方が病気にはなりにくいです。


植物の生育には、雨ざらしがいい

植物は雨ざらしの方がよく育ちます。観葉植物の相談でもよく「雨にあててもいいんですか?」とお客様に訊かれますが、もちろんです。特に春から秋は植物の成長時期。雨にあてた方が、虫やホコリも流され、病気になりにくくなります。雨ざらしの方が植物の生育には良いので「緑のカーテン」にも、ときどき上からシャワーで水をかけてあげてください。

ゴーヤーなどのツル性植物は、生育が早いので、毎日様子を見て楽しめます。子どもの頃の朝顔の観察日記などと一緒ですね。意外と枯れない丈夫な点も、ガーデニング初心者には安心です。是非取り入れてみてください。

※バルコニーのガーデニングは、マンションの共用部分です。各マンションの管理規約に沿ったガーデニング計画をお願いします。

掲載記事の内容は制作時点の情報に基づきます。

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