阪神本線甲子園駅は、1924(大正13)年に臨時駅として開業、2年後の1926(大正15)年に通年営業となりました。同年には当駅を起点とする甲子園線も開通しましたが、1975(昭和50)年には廃止となっています。駅のすぐ南側には、夏の全国高校野球大会の本会場であり、阪神タイガースの本拠地でもある「阪神甲子園球場」があります。レフト外野スタンド下には「甲子園歴史館」が設けられており、高校野球や阪神タイガースらが阪神甲子園球場を舞台とした名場面などが紹介されています。その南東には「ららぽーと甲子園」があります。「イトーヨーカドー 甲子園店」および「キッザニア甲子園」をキーテナントに、約150もの店舗が入居しています。そのさらに南側には「武庫川女子大学」をはじめ附属の中学校・高等学校や保育園、そして臨海部には、体育館や野球場、テニスコートなど体育施設のそろう「浜甲子園運動公園」や「甲子園浜海浜公園」が広がっています。なお、辺りは西宮市にある「園」のつく高級住宅街「西宮七園」のひとつ。甲子園球場や武庫川女子大学の甲子園会館も大正時代から昭和初期に建てられたものです。