~令和5年第1四半期地価LOOK レポート~
主要都市の住宅地では、23 地区全てで上昇が継続
2023.06.17
主要都市の地価は引き続き全ての地区で上昇又は横ばいに
主要都市の高度利用地等における地価動向※は、ウィズコロナの下で、マンション需要の堅調さに加え、店舗需
要の回復が継続し、前期に引き続き、全ての地区において上昇又は横ばいとなった。住宅地では、23地区全て
で上昇が継続した。(※令和5年1月~3月)
◆特徴◆
○変動率区分(上昇・横ばい・下落の区分)は、75 地区で不変、4地区で上方に移行し、1地区で下方
に移行した。
○上昇地区が71 地区から73 地区に増加し、横ばい地区が9地区から7地区となった。下落地区は、2
期連続でゼロとなった。
○住宅地では、「3~6%の上昇」から「6%~の上昇」に移行した地区が1地区あった。「6%~の上昇」が見
られたのは、令和元年第4四半期以来。
○商業地では、「0~3%の上昇」から「3~6%の上昇」に移行した地区が1地区、「横ばい」から「0~3%の
上昇」に転じた地区が2地区、「3~6%の上昇」から「0~3%の上昇」に移行した地区が1地区あった。
◆主な要因◆
○住宅地では、マンション需要に引き続き堅調さが認められたことから、上昇が継続した。
○商業地では、人流の回復傾向を受け、店舗需要の回復が見られたことなどから、上昇傾向が継続した。
※地価LOOK レポート(主要都市の高度利用地等の地価動向報告)とは、国土交通省が、主要都市の高度利用地等を
対象に、四半期毎の地価動向を調査し、先行的な地価動向を明らかにするもの。調査対象は全国80 地区で、内訳
は以下のとおり。調査結果の詳細は、以下のHPで公開。
■調査対象内訳:東京圏35 地区、大阪圏19 地区、名古屋圏8地区、地方圏18 地区
■ホームページ:https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/totikensangyo_fr4_000045.html
■国土交通省 「令和5年第1四半期地価LOOK レポート」より引用(令和5年6月16日付)
https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/content/001614630.pdf