「明大前」駅は、京王電鉄京王線と京王電鉄井の頭線が交差する駅です。1913年に、かつて駅の北側に陸軍の火薬庫があったことから京王電気軌道（現・京王電鉄京王線）の「火薬庫前」駅として開業。1933年には帝都電鉄（現・京王電鉄井の頭線）の「西松原」駅が開業しました。「火薬庫前」駅は「松原」駅に改称されましたが、1935年、現在の「明治大学 和泉キャンパス」が移転してきたために、帝都電鉄とあわせて「明大前」駅という駅名に改名されました。京王電鉄京王線は特急から各駅停車まですべての電車が停車、京王電鉄井の頭線も急行と各駅停車の両方が停車する便利な駅となっています。かつてこの辺りは農家が点在する農村地帯でしたが、鉄道の開通を機に住宅地として発展を進めていきました。「明大前」駅直結のショッピングセンター「フレンテ明大前」や、多彩なジャンルの飲食店が集まる「明大前商店街」など生活環境も便利で、「明治大学 和泉キャンパス」最寄り駅のため、学生街らしい活気にもあふれています。また、キャンパスの西側には「築地本願寺」の「和田堀廟所」もあります。作家の樋口一葉や、ノーベル平和賞を受賞した佐藤栄作などが眠り、文化と歴史の感じられる街でもあります。
