「武蔵浦和」駅は1985(昭和60)年に開業した駅です。もともと武蔵野線の駅は設置されていませんでしたが、埼京線が開通したことにより武蔵野線の駅も設置されました。現在は武蔵野線沿線から都心方面へ向かう際の乗換駅として機能しています。埼京線は各駅停車、快速、通勤快速全ての列車が停車するため、都心方面へもスムーズにアクセスすることができます。駅直結の「ビーンズ武蔵浦和」や「武蔵浦和マーレ」をはじめ、スーパーマーケットや飲食店など、多彩な商業施設が集まっています。「武蔵浦和」駅開業後、周辺では再開発により都市インフラ整備が進められました。1998(平成10)年にオープンした「ラムザタワー」を皮切りに、「MUSE CITY ザ・ファーストタワー」や「ナリア」といったマンションが次々と建設され、2013(平成25)年には「南区役所」や「武蔵浦和図書館」、「子育て支援センターみなみ」、「武蔵浦和コミュニティセンター」などが入る「サウスピア」も完成しました。2016(平成28)年には「武蔵浦和SKY&GARDEN」が完成し西口の再開発事業は完了。「サウスピア」や西口にあるマンションはペデストリアンデッキによって駅と繋がっており、暮らしやすい街並みが整備されています。駅南側にはお菓子メーカーの製造工場、「ロッテ浦和工場」があり、工場見学も開催されています。また、プロ野球チームの「千葉ロッテマリーンズ」の練習場「ロッテ浦和球場」もあります。武蔵浦和駅から徒歩約10分の場所にある「沼影公園」は、夏季は流水プールやスライダープールがある屋外プール、冬季はスケートリンクとなり、一年を通して賑わうスポットです。