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「溜池山王」駅は、東京メトロの銀座線と南北線が乗り入れる駅。1938（昭和13）年、銀座線の表参道～虎ノ門間が開通したときには存在しませんでしたが、1997（平成9）年、南北線開通に伴い新駅として開業しました。地上44階、20メートル弱の高さを誇る「山王パークタワー」「ザ・キャピトルホテル東京」に直結していることに加え、東京メトロ丸の内線や千代田線の「国会議事堂前」駅と隣接しており、改札内の通路で繋がっています。「溜池山王」の「溜池」は、かつてこの一帯にあった池の名前、「山王」は近くにある「山王日枝神社」に由来しています。「山王日枝神社」は、厄除け、縁結び、さらには商売繁盛や社運隆昌の神として信仰されています。6月に行われる「山王祭」は神田祭、深川八幡祭とならぶ江戸三大祭のひとつであり、祇園祭、天神祭とならぶ日本三大祭のひとつでもあります。特に隔年で行われる神幸祭では、祭礼行列が300メートルもの道のりを練り歩く様が必見です。また、駅の北側、「山王日枝神社」の東側には「国会議事堂」や「衆議院議員会館」が、駅の南側には「首相官邸」があるなど、日本の政治の中心地ともなっています。