岡本駅は阪急電鉄神戸本線の駅。開業は、現在の阪急電鉄神戸本線が開通した1920（大正9）年で、特急をはじめ全ての列車が停車します。辺りは「阪神間モダニズム」として明治時代中期～大正時代にかけて開発された地域で、今も高級住宅街が広がっています。当時、稲畑二郎が建て、後に宮地汽船社長・宮地民之助の住まいとなった洋館は、現在も「中野八幡神社」の100m程南の場所に豪華な佇まいを残しています。また、この辺りは古くから梅林の名所として知られており、多くの人が訪れる観光名所でした。駅の400m北西には「岡本梅林公園」があり、2月中旬から3月中旬にかけて約200本もの梅の花が咲き誇ります。公園からは神戸の街並みや大阪湾を一望することもできます。「甲南大学岡本キャンパス」をはじめ、駅の北側エリアには、「甲南大学岡本キャンパス」や「神戸薬科大学」「甲南女子大学」といった大学も多く林立しているのも特徴です。一方、岡本駅の300mほど南側にはJR神戸線摂津本山駅があり、駅間には「岡本商店街」が広がっています。高級住宅街らしいオシャレなカフェや雑貨店など200店以上の店が並び、周辺大学に通う女子大学生も多く訪れます。
