JR山手線・京浜東北線の駅のひとつ「田町」駅。開業は、現在のJR山手線が開通したのと同じ1909年です。「芝浦アイランド」など大規模な高層マンションによって乗降客数が増えたため、2004年、ホームの拡幅や駅拡張工事が行われました。「田町」駅のすぐ西側は、かつて、赤穂浪士のゆかりの地である三河岡崎藩主・水野家の中屋敷がありました。その屋敷跡には現在、石灯籠が残っています。この屋敷跡から北西に向かっては｢慶応仲通り商店街」が広がっています。近くに「慶應義塾大学」があることから名づけられた商店街で、多くの飲食店が立ち並んでいます。商店街を越えると「慶應義塾大学三田キャンパス」のほか、「慶應義塾中等部」、「慶應義塾女子高校」、「イタリア大使館」、「オーストラリア大使館」などがあります。駅の東側では、東京オリンピック・パラリンピックに合わせ、オフィス、商業施設、ホテル棟等からなる複合ビジネス拠点を作り上げる計画となっています。計画に先立って、スポーツセンターや介護予防総合センターなどの入る「みなとパーク芝浦」や産婦人科「愛育病院」のある公共街区が既に形成されています。
